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Tuesday, March 16, 2021

日経平均、利益確定売り出やすく(先読み株式相場) - 日本経済新聞

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17日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落か。米国時間17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を前に、利益確定や持ち高調整目的の売りが優勢となりそうだ。前日終値(2万9921円)を100円ほど下回りそうだとの声があった。もっとも、米国で成立した追加経済対策に加え、新型コロナウイルスワクチンの普及などで、世界的な景気回復への期待は続いている。根強い期待が支えとなり、日本株の下値は限られるだろう。

16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに反落し、前日比127ドル(0.4%)安の3万2825ドルで終えた。短期的な過熱感を警戒した利益確定売りが景気敏感株を中心に出た。一方、米長期金利が1.6%前後で落ち着いた動きを見せるなか、高PER(株価収益率)株の相対的な割高感が薄れ、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続伸するなど、方向感はまちまちだった。

きょうの日本株は下げて始まりそうだ。日経平均は16日までで6日続伸し、この間に1177円(4.1%)ほど上げている。FOMCや18~19日に開く日銀の金融政策決定会合といった重要イベントを前に、持ち高を一方向に傾ける動きは出にくく、利益確定売り優勢となりそうだ。国内の新型コロナの新規感染者数は下げ止まり傾向が続くが、米モデルナが16日に小児向けの臨床試験(治験)を開始したと発表したほか、世界的にワクチンの接種は進捗している。いずれ経済は正常化へ向かうとの見方から、株価は底堅く推移しそうだ。

日本時間17日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は前日の清算値より50円安い2万9670円で終えた。

2021年2月期の連結営業利益が、前の期比5割減の120億円前後になったようだと日本経済新聞朝刊が17日付で報じた久光製薬が注目だ。独フォルクスワーゲン(VW)が電気自動車(EV)シフトを加速し、最重要部品となる電池工場を2030年までに欧州で6カ所設ける。EVシフトに弾みがつくなか、日本の自動車株にも関心が集まりそうだ。

国内では、財務省が取引開始前に2月の貿易統計を発表する。海外では2月の米住宅着工件数の発表があるほか、ブラジル中銀が政策金利を発表する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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