サマーズ元米財務長官と資産家レイ・ダリオ氏は、米経済は過熱とインフレの時期に向かっており、景気回復を脅かす恐れがあると指摘した。金融当局は、そうなる前に対応することを示唆している。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者であるダリオ氏は「金融当局が引き締めに動くべきだと言うのはたやすいし、そうすべきだと私は思う」としつつ、「ただ資産のデュレーションが極めて長くなっていることから、市場と経済は非常に敏感になると考えられる」と語った。
ダリオ、サマーズ両氏は21日、カタール経済フォーラムで対談した。
サマーズ氏は「2月時点では、今年はインフレ率が2%を若干上回る水準になるという見方で市場予想の専門家らはほぼ一致していた」とした上で、「今年最初の5カ月間で既にそれを上回るインフレとなっている」と指摘した。
その上で、そうした状況を見ると「専門家らは予想を修正するだけではなく、大きく外れた予想につながった誤った分析についても考えるべきだ」と語った。
米金融当局、インフレが「予想とは異なる状況」と認めた-サマーズ氏
原題: Dalio, Summers Still See U.S. Overheating Risk After Hawkish Fed(抜粋)
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