
アメリカの大手格付け会社S&Pグローバル・レーティングは、政府が新型コロナウイルスに対応する経済対策で赤字国債の発行を増やすことで財政の安定化が後退したとして、日本国債の信用度を示す格付けの将来的な見通しを引き下げました。これまでの「ポジティブ」という判断を「安定的」に変更しました。現在、日本の長期国債の格付けは上から5段階目にあたる「A+」で、今回、格付け自体は据え置いています。
西村経済再生相「財政気にする場面ではない」
S&Pグローバル・レーティングが、日本国債の格付けの将来的な見通しを引き下げたことについて、西村経済再生担当大臣は、9日の記者会見で、コメントは控えたいとしつつも、「今は財政のことを気にする場面ではない。無理やり経済を止めて感染拡大を防いできたので、その間に苦しい思いをした人たちをしっかりと支えていく。そのために第2次補正予算案でも国債を発行していて、事業、生活、雇用を守ることに全力を挙げていきたい。感染拡大防止策を講じながら経済活動を引き上げ、成長軌道にもう一度乗せていきたい」と述べました。
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June 09, 2020 at 05:41PM
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日本国債格付け 見通しを引き下げ S&P「財政安定化後退」 - NHK NEWS WEB
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