中国経済の回復は8月に横ばい状態となった。最近の規制面での締め付けや新型コロナウイルス感染拡大に対する当局の厳しい対応、内需の弱さを受け、成長の勢いが足踏み状態にあることがうかがえる。
国内の主要株価指数や銅価格、韓国輸出、乗用車販売など8つの先行指標を束ねたブルーバーグの総合指数が示した見通しだが、8月の同指数は4カ月連続の横ばいとなった。
中国経済は輸出や工業にけん引されてV字型の景気回復を遂げたが、7月に予想以上に減速。感染力の強いデルタ変異株の広がりや中国中部の洪水が生産と消費の両方に打撃を与えた。半導体不足や物流の目詰まり、原料高など、世界景気回復の足かせとなっている制約も続いた。
中国経済、7月は予想上回る減速-デルタ変異株で景気リスク増す
スタンダードチャータードが500社余りを対象に実施した調査の結果によれば、先行指標の一つとなっている中小企業の景況感指数は8月にさらに低下した。新型コロナ感染再拡大や当局の締め付けが背景だ。売上高や生産の伸びも鈍化し、中小企業の「期待」を反映する項目別指数は半年ぶりの低水準に落ち込んだことが示された。
原題:
China’s Economic Recovery Wobbles as Risks Accumulate in August(抜粋)
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