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東京株式市場は指数が方向感に欠く展開。米国経済統計で景気回復に勢いが確認され、金融政策やバイデン米大統領の経済政策も回復を後押しするとの期待から、陸運、銀行、化学や鉄鋼などの素材に買いが入っている。半面、インドなどでの世界の新型コロナウイルス感染拡大への懸念され、電機や自動車、精密など輸出関連は売られている。
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市場関係者の見方
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト
- 米新規失業保険申請件数が良好で雇用に改善が見られ、アマゾンやフェイスブック、アップルなどGAFAM企業の決算内容も良く米国の経済再開の勢いは強まっている
- バイデン米大統領の演説や米連邦公開市場委員会(FOMC)はサプライズなく予想通りで景気回復を支える
- 国内などの新型コロナ感染拡大や米国の長期金利上昇が警戒され、大型連休の谷間で動きづらい
東証33業種
上昇率上位 | 海運、鉄鋼、陸運、空運、鉱業、証券・商品先物、銀行、化学 |
下落率上位 | 輸送用機器、精密機器、電機、ゴム製品、不動産、情報・通信 |
背景
- 鉱工業生産2.2%上昇、2カ月ぶりプラス-3月
- 米GDP、1-3月速報値は6.4%増に加速-個人消費が記録的伸び
- 米新規失業保険申請件数、 パンデミック入り後の最少-経済再開で
- バイデン大統領「米国は再び動き出した」と宣言-就任後初の 議会演説
- インドの感染者数は累計1840万人、死者は計20万4000人を 上回る
- 東京都で新たに1027人の新型コロナ感染確認、7日間移動平均782.1人
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