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Thursday, June 11, 2020

コロナ対策の2次補正予算成立、過去最大31.9兆円-国債増発で財政悪化 - ブルームバーグ

安倍首相

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images AsiaPac

新型コロナウイルス感染拡大に伴う追加対策を盛り込んだ2020年度 第2次補正予算が、12日の参院本会議で賛成多数で可決・成立した。予算規模は過去最大の31.9兆円。コロナ対応の経済対策の事業規模が234兆円と国内総生産(GDP)の4割に達する中、国債の追加発行により財政状況は悪化する。

  第2次補正予算は、4月末の 1次補正成立後から1カ月半弱で成立。新たに家賃支援給付金約2兆円が盛り込まれたほか、1次補正に盛り込まれた企業の資金繰り支援や医療提供体制の強化、地方の裁量で使える交付金などの規模・内容を拡充し、さらに予備費10兆円を積み増した。

  新型コロナの第2波、第3波が襲来し、事態が大幅に深刻化した場合には、 予備費10兆円から、雇用調整助成金に1兆円、事業者向け給付金に2兆円、医療体制の強化に2兆円を振り向けるなど、少なくとも5兆円程度の予算が必要とし、残りの5兆円は不測の事態に対応できるよう確保した。

  第2次補正の財源は全て国債の追加発行で賄うため、20年度の 新規国債発行額は31.9兆円増の90.2兆円、一般会計予算の歳出総額は160.3兆円、公債依存度は56.3%とそれぞれ過去最高を更新する。その結果、20年度の基礎的財政収支(PB)は66.1兆円の赤字となる見通し。

  麻生太郎財務相は8日の参院本会議で、新型コロナによる景気低迷と財政出動によりPBは大幅に悪化すると述べた上で、補正予算で成長力を強化し、「GDP回復によりPB改善を目指すことが重要」とし、25年度のPB黒字化目標を「直ちに見直す必要があると考えていない」と述べた。

  S&Pグローバル・レーティングは9日、日本の財政安定化は後退したとし、日本国債の 格付け見通しを「ポジティブ」から「安定的」に引き下げた。今後2-3年で経済が回復するのに伴い、再び安定化の軌道に乗ると見込み、長期債「A+」と短期債「A1」の格付けは据え置いた。

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June 12, 2020 at 12:19PM
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