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Tuesday, March 10, 2020

豪中銀、新型コロナで財政・金融両面の刺激策に期待 QE検討も - ロイター (Reuters Japan)

[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のデベル副総裁は11日、新型コロナウイルスの感染拡大によって豪経済がどの程度影響を受けるかは依然として不透明だとした上で、財政政策と金融政策を併用することが厳しい時期を乗り越える支援になるとの見解を示した。

政策金利がさらに25ベーシスポイント(bp)引き下げられ、実質的な下限の0.25%に達した場合、非伝統的な政策を検討する考えも示した。

RBAは昨年6月以降、100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施し、政策金利は過去最低の0.5%となっているが、金融市場<0#YIB:>では早ければ来月にも0.25%への追加利下げが行われると予想されている。

デベル副総裁は、RBAが量的緩和(QE)に踏み切った場合、月次の国債買い入れ額を設定するよりも、必要に応じて国債を買い入れ、金利を低水準に維持することを目指すだろうと述べた。

アナリストの間では、日銀が実施している「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)」のような形式をRBAが採用するか、もしくは月次の債券購入額を示す方法を選ぶか憶測が飛び交っていた。

デベル副総裁は「ウイルスと豪経済」と題した講演で、新型ウイルスが観光、教育セクターに打撃を及ぼすまで、豪経済は回復しつつあったと指摘。そのうえで、両セクターへの打撃だけで第1・四半期の豪国内総生産(GDP)が0.5%ポイント押し下げられるとの見方を示した。

アナリストは、第1・四半期の成長率がマイナスとなれば、1991年以来のリセッション(景気後退)に陥るリスクが高まると懸念している。

ただデベル副総裁は、金利引き下げと政府が12日に発表する見通しの景気刺激策によって影響が緩和されることに期待を表明。「財政政策と金融政策の併用は、厳しい時期を乗り越える支援になる。ウイルス終息後の早期回復に向け、豪経済を良好な状況に置く一助にもなる」と語った。

中国を震源とする新型ウイルスの感染は世界100カ国以上に広がり、観光業やサプライチェーンに打撃を与え、世界の金融市場を揺るがしている。

副総裁は「結果として、世界経済は2020年第1・四半期とそれ以降に著しく弱まる見込みだ」と指摘した。

RBAは、企業の連絡先を通じてサプライチェーンの混乱に関する情報収集も行っている。

デベル副総裁は「まだ3月上旬であり、今後状況が変わる可能性もある」とし、第2・四半期以降については不透明感が強過ぎて新型ウイルスの影響を評価できないとした。

*見出しと内容を更新しました。

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March 11, 2020 at 10:53AM
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