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Tuesday, October 1, 2019

中国軍事パレード、米本土射程のICBMなど最新兵器を公開 - 読売新聞

中国軍事パレード、米本土射程のICBMなど最新兵器を公開 - 読売新聞

 【北京=中川孝之】中国は1日に建国70年を迎え、北京中心部の天安門広場で午前、軍事パレードが行われた。習近平(シージンピン)政権は、米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)など国産の最新兵器を多数公開し、対中圧力を強める米国に軍事力の増強で対抗する姿勢を改めて示した。

 建国記念日に合わせた北京での軍事パレードは、今回が15回目となる。1949年の建国式典が最初で、前回は胡錦濤(フージンタオ)政権の2009年(建国60年)に行われた。

 パレードは午前10時に始まり、軍トップの中央軍事委員会主席を兼ねる習国家主席(66)が天安門の楼上で演説した。

 習氏は、中国が建国から70年で発展し、「社会主義の中国は今日、世界の東方にきつ立し、いかなる勢力も我が祖国の偉大な地位を揺るがすことはできない」と自賛した。今後の対外政策は「平和発展の道を堅持し、ウィンウィンの開放戦略を実行する」と述べた。

 香港と中国両政府に対する抗議デモが続く香港を巡っては、香港に高度な自治を保証する「一国二制度」を維持すると表明した。台湾問題では、「両岸(中台)関係の平和発展を進め、祖国の完全な統一のため引き続き奮闘する」と強調した。

 パレードでは、米本土の全体を射程に収め、核弾頭10個を搭載できる新型ICBM「東風(DF)41」や、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「巨浪(JL)2」が初公開され、対米核抑止力の向上を示した。

 既存のミサイル迎撃システムでは撃墜が困難な極超音速滑空兵器を搭載する「DF17」も初めて披露された。極超音速兵器は米中露が開発を競っており、中国軍の技術進展を見せつける狙いがある。

 中国国防省によると、今回のパレードは過去最大規模となった。兵士約1万5000人が参加し、ミサイルや戦車など約580の兵器、160機以上の戦闘機などはすべて中国製で統一された。

 天安門の楼上では、江沢民(ジアンズォーミン)元国家主席(93)、胡錦濤前国家主席(76)も姿を見せ、習氏や現役の共産党指導部と並んでパレードを観閲した。

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2019-10-01 04:25:36Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20191001-OYT1T50142/

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