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Saturday, August 17, 2019

中国は「断固反対」…米、台湾にF16売却へ - 読売新聞

中国は「断固反対」…米、台湾にF16売却へ - 読売新聞

 【ワシントン=海谷道隆】トランプ米政権は台湾へのF16戦闘機の売却を承認し、議会に非公式に通知した。複数の議会関係者が16日、明らかにした。台湾への軍事的圧力を強める中国を抑止する狙いがあるとみられる。

 議会関係者や米メディアによると、売却が承認されたのは、近代化改修型のF16V計66機で、総額約80億ドル(約8500億円)に上る。米国から台湾への一括の武器売却としては過去数十年で最大規模になるという。超党派の支持があり、必要な議会承認は得られる見通しだ。

 議会内では、トランプ政権が売却案件を中国との貿易交渉の取引材料に使うことを検討し、承認を遅らせているとの警戒感が広がっていた。米上院のリッシュ外交委員長は16日の声明で「これらの戦闘機は台湾が自らの空域を防衛する能力を向上させるのに死活的に重要だ」と指摘し、「米国は台湾防衛にしっかりと関与し続ける」と強調した。

 米国による台湾支援を巡っては、トランプ政権は7月に戦車108両など計約22億ドル相当の武器売却を決めている。

 中国外務省の華春瑩フアチュンイン報道局長は16日、トランプ政権が台湾にF16戦闘機を売却するとの報道をめぐり、「中国は断固反対する」として、米国に抗議したことを明らかにした。「非常に敏感な問題であることを米国は十分に認識するべきだ」とも主張した。

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2019-08-17 06:39:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190817-OYT1T50171/

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