薬剤師で漢方に精通し、健康に役立つ食薬本がベストセラーを続ける大久保愛さんに、簡単に作れるおせちレシピを教えてもらいました。
2023年、お疲れさまでした。良かった人も大変だった人も、終わり良ければすべて良しということで、大みそかはとにかく笑って過ごしましょうね。そして、新春といえばおせちですが、どんなものを用意しましたか? ホテルや料亭などからお取り寄せされる方も増えてきてますよね。現代のおせちは、洋風や中華風などさまざまにアレンジが効いて自由度高く、楽しめるようになっています。ですが、クリスマス、忘年会とごちそうを食べ続け、お酒もたっぷり飲んできた人には、箸が進まないこともあるかもしれません。
縁起物である上、伝統的に保存食だった歴史があります。
新年とともに年神様がやってきて、私たちに幸せをもたらすといわれています。その神様へのお供え物として、縁起のよい物を元日に食べるようになったのがおせちの起源といわれています。また、三が日は良いことを水に流さないように、料理をせずに過ごすと良いという習わしもありました。そのため、おせちの内容としては、縁起のよいものと保存性が高い味の濃いもので構成されています。
縁起が良いものとしてよく食べられているおせちの食材。みなさんどこまでご存じでしょうか。
(1)まめに暮らせるように「お豆」(2)腰が曲がるまで丈夫に長寿を願う「エビ」(3)たくさんの穴から将来を見通すことができるように「レンコン」(4)黄金色の小判をイメージし、お金がたまるように「きんとん」(5)ねじれて結び目のような形をしていることから手綱を締めるように心を引き締め、良縁を結べるように「こんにゃく」…。
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