HTBが送るイチオシ!!の人気コーナー、ひとり一品100円以内でコスパ抜群、真似しやすい、簡単なお料理を紹介する「家計の味方!100円レシピ」
今回は“野菜の達人”シェフ考案。「野菜ってこんなにおいしんだ!」と思える料理を手間なく時短で作ることができるレシピをご紹介します。
今回この企画に協力してくれたのは、札幌市北区拓北の閑静な住宅街にある「カフェ オリーブ」。
ランチタイムを中心に女性のファンが多く訪れる、野菜を使ったヘルシーさがウリのイタリアン。
今月16日に10周年を記念し店内をリニューアルしオープンしました。
お店を一人で切り盛りするのはオーナーシェフの三浦皇主郎さん。
若いころから野菜の魅力に注目し、そのおいしさを引き出すことを考え続けてきた「野菜の達人」です。
料理に使う野菜は契約農家や地域のスーパーから多く仕入れるそう。それぞれの野菜の持っているおいしさを最大限に生かした料理を提供しています。
そんな三浦さんが作る料理の中でもお客さんが来たら必ず注文するというのが、色とりどりの、こちらの一品。
「野菜の本来持っている味わいを十分に引き出してあげられるようにあまり手を加えず、塩以外の調味料はあまり使わないようにしています。大切にしているのは同じような食感だったり、また同じような色味っていうのがなるべく重ならないようにして6種類そろえるようにしています」と三浦シェフ。
パスタでも味の決め手は、もちろん野菜。
こちらのパスタは「サルサヴェルデ」というソースを使っているのですが、本来であればイタリアンパセリをベースにして作るのが一般的なサルヴェルデに対し、三浦さんが作るサルサヴェルデは野菜の魅力を知ってもらいたいという思いから、緑野菜をふんだんに使用して作ります。
今回使用する食材は、4人分でご覧の通り。
おウチにある調味料を除いて、一人一品100円以内という節約予算で、ご馳走を作ります。
1品目:香ばしニンニクと野菜のラタトゥイユ
まず最初は、フランスの郷土料理ラタトゥイユのレシピ。
様々な野菜を使った本場フランスではおなじみの“おふくろの味”、ラタトゥイユ。
それぞれの野菜ごとに火の通りを見ながら炒め、最後はトマトを加えてさらに煮込むという手間のかかる一品ですが、今回はこちらのの野菜をふんだんに使って簡単に作れ、さらに材料費は1人分 99円というコスパも栄養も満点。
~~~作り方~~~
① フライパンにオリーブ油を入れて火にかけ、ニンニクをキツネ色よりもだいぶ濃い色、焦げる直前まで2分程度火入れする
② 食べやすい大きさに切った玉ねぎを加え、塩ひとつまみを入れて軽く炒める。
③ 角切りにしたズッキーニとナスを600wで40秒加熱。
★POINT★
レンジを使うことで焦がしたり半ナマになってしまうことなく、均一に火を入れることができます。
④ ②③を合わせ、パプリカとトマト、塩とハーブを加える(ハーブのおすすめはローズマリーとタイムですが、お好みで選び、市販の乾燥したものでもOK)
⑤ 2分程度蒸し焼きにする
⑥ 最後に塩こしょうで味を整えたら完成!
1品目、電子レンジを使うことであっという間にトロトロになった野菜たちにトマトの優しい酸味がしっかりしみ込んだフランスの家庭料理、ラタトゥイユが完成。
お肉は使っていませんが、野菜のうまみがたっぷり!ヘルシーで、食べ応えも満点です。
2品目:長芋の鶏むね肉ロール
続いて2品目は、はちみつを使った甘酸っぱい野菜のチキンロールをご紹介。
食材はたったこれだけ。1人分ちょうど100円でできる、お手軽なおかずです。
~~~作り方~~~
① 4種類の調味料「料理酒」「リンゴ酢」「ハチミツ」「味噌」をボウルに入れる
★POINT★
ハチミツと味噌という意外な組み合わせ。実は甘さと塩気の相性が非常に良く、コクも出て栄養も抜群!
そこにアクセントとしてリンゴ酢の酸味を加えることで、飽きのこない味に仕上げることができます。リンゴ酢は加熱することで、尖った酸をまろやかにすることができます。
② 半分にスライスした鶏むね肉で長芋をロール状に巻く
③ 崩れないように爪楊枝で止めて、下ごしらえが完了
④ ③にネギとニンニクをのせて600wの電子レンジで7分程度加熱。
⑤ フライパンに乗せ、レンジ加熱で出た肉汁をかけながら加熱
★POINT★
ハチミツが入っているので、焼きながらかけることで照りを出させるだけでなく、肉全体に合わせ調味料の味を馴染ませることができます。
⑥ お好みのサイズにカットして、さっとゆでた小松菜を添えて完成!
二品目は鶏むね肉のシンプルなうまみもさることながらハチミツの甘さと味噌のしょっぱさが相性抜群のソースの味がロールされた長芋にもしっかりとしみこんだ食感も楽しい一品。
100円レシピとは思えない、ボリュームと存在感があるおかずとなりました。
3品目:春野菜を美味しく食べさせるパスタ
最後は春野菜をおいしく食べさせるパスタをフライパンひとつで作るレシピ。
春らしいフキノトウと春菊、そしてそれらの味を引き立たせてうま味をプラスするのにサバを使ったパスタです。一人分の費用は75円です。
~~~作り方~~~
① オリーブオイルで潰したニンニクを1分半ほど火にかけてうまみ成分と香りを抽出する
② ニンニクが色づいたら細かく切ったフキノトウを入れて軽く炒める
③ 鷹の爪と、サバの水煮缶を加える
④ あらかじめ沸かしておいたお湯を600CC加え、パスタを入れて茹でる
★POINT★
普通は捨てるパスタのゆで汁を今回は上手に利用。ゆで汁には小麦粉が溶け出るため、ースに使えばとろみがついて美味しく仕上がります。
⑤ パスタがお好みの硬さになったら春菊も一緒に絡めて混ぜる
⑥ 最後の仕上げにこしょうを加えて完成!
3品目、緑が鮮やかな、とっても春らしい一品。
フキノトウと春菊の春特有の苦みがサバの水煮の甘みとうま味と調和しマイルドになったソースでいただくパスタです。
今回ご協力いただいた三浦さんのお店はこちら。
Café olive(カフェ オリーブ)
住所:札幌市北区拓北7条2丁目1-3
電話番号:011-774-5772
営業時間:午前11時~午後4時
定休日:日曜・月曜
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