犬山市は、市内の多子・多胎世帯の生活支援のため行っている「お米配布事業」に、より親しんでもらおうと、市内にある名古屋経済大学の学生らと協力して開発したレシピを発表した。市では「米を受け取った時の楽しみにつながれば」と期待している。
多子・多胎世帯は、3人以上の子どもや双子以上の子どもを育てている世帯。同市では、中学生までの子どもを育てている世帯は今年度、前年度よりも約100世帯多い約1100世帯となった。
市は昨年度から、経済的支援を目的に、市内産の新米「あいちのかおり」10キロを、希望する多子・多胎世帯に配布する事業を実施。よりおいしく食べてもらおうと、同大管理栄養学科の学生がアレンジしたレシピを添えて配布している。
昨年度は、米のおいしさを味わえるレシピとして、炊き込みご飯や「時短パエリア」などを紹介。今年度は、手軽に作れて栄養が取れ、地元の伝統野菜を使った「トマトリゾット」と「
発表会は7日、市役所で行われ、レシピ作りに関わった学生らが出席した。リゾットは、ミニトマトをはじめとした地元産の野菜を使い、子どもと一緒に調理できるように考案されたといい、冷凍保存しても電子レンジで加熱すれば、おいしく食べられるという。
ケジャリーは、カレーピラフに似たイギリスの家庭料理で、「あいちの伝統野菜」にも指定されている「越津ねぎ」を使い、炊飯器で簡単にできるように工夫した。提案した同学科3年の学生(21)は「子どもが好きなカレー風味を選んだ」とアピールした。
協力したJA愛知北の小川隆史専務理事は「地産地消につながる取り組み。連携を深めていきたい」とあいさつ。山田拓郎市長は「いろんな調理法は米を受け取ったときの楽しみになる。米に新しい価値を生むレシピを作ってくれた」と学生たちに言葉をかけた。
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