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Monday, October 24, 2022

レシピ動画 ビーツ 鮮やかな色と優しい甘み【野菜三昧㉑】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

 最近、スーパーや直売所でも見る機会が増えたビーツはウクライナ料理のボルシチに使うことで有名。丸っこい形や食感からカブの仲間だと思われがちだが、実はホウレンソウの仲間。食べているのは根の部分だ。栄養価が高く、カリウム、鉄分、ビタミン群が豊富。ビタミンの中でも葉酸は特に多く含まれ、造血や血流改善が期待できる。そのためビーツは「飲む血液」とも呼ばれる。

ビーツとクルミのラペ
ビーツとクルミのラペ
ビーツとベーコンのスープ
ビーツとベーコンのスープ
ビーツ
ビーツ

 葉付きの場合、茎から葉をざく切りにし、油炒めにしてもおいしい。
 今回は生食ならではのみずみずしさと鮮やかな赤色、ほんのりした甘さを生かしたサラダとスープを紹介する。
 クルミと合わせたラペは、シャキシャキした千切りの食感がおいしいキャロット・ラペのビーツ版。クルミをトースターで焼く一手間で、ぐんと香ばしさが増し、いいアクセントになる。
 スープはベーコンと野菜を1センチ角に切りそろえるのがポイント。すくった1さじに多彩な具が入り、口の中で味わいが広がる。野菜はレンコンや大根、ニンジンなどを使ってもいい。セロリなど香味野菜は味に奥行きが出るのでぜひ入れよう。
 (本田淑美・料理研究家、静岡市)

*ビーツとベーコンのスープ*


 <材料(2~3人分)>
 ビーツ150グラム(水煮缶で代用可)、玉ネギ½個、セロリ10センチ程度、厚切りベーコン60グラム、オリーブ油大さじ1、固形コンソメ1個、塩・こしょう少々
 <作り方>
 ①ビーツは皮をむいて1センチ角に切る②玉ネギ、筋を取ったセロリ、ベーコンも1センチ角に切る③鍋にオリーブ油を熱し、❶と❷を加えて2~3分炒める④水500cc、コンソメを加え、沸騰したらアクを除き5分ほど煮る⑤塩・こしょうで味を調える。器に盛り、あればセロリの葉を飾る。

*ビーツとクルミのラペ*


 <材料(4人分)>
 ビーツ280グラム、クルミ20グラム、ニンジン½本、塩小さじ½、EXバージンオリーブ油大さじ2、レモン汁(なければ酢やワインビネガー)大さじ1、粒マスタード大さじ1
 <作り方>
 ①クルミはアルミホイルに広げ、2~3分トースターなどで焼く②ボウルに調味料を全て入れてよく混ぜる③ビーツとニンジンの皮を包丁またはピーラーでむき、3~7センチの長さで2~3ミリ幅の千切りにして❷のボウルに入れる④全体に調味料がなじむようにしっかり混ぜ、手で砕いたクルミを加えて混ぜ合わせる。

豆知識


 ビーツをゆでてから使う場合は、土をよく洗い落とし、栄養が逃げないように皮ごと用いる。40~50分でゆで上がり、皮は手で簡単にむける。ゆでたカブに似たやわらかい食感になる。サラダにのせたり汁物、色を生かしたデザートにしたりとさまざまな料理に使える。水煮缶詰も売られている。
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