
中国の先月の主要な経済統計が発表され、工業生産は前の月と比べて伸び率がやや拡大し、中国政府は、国内の電力不足に対応するため、燃料となる石炭が増産されて電力供給が改善されたことなどが要因だとしています。
中国の国家統計局は15日、先月の主要な経済統計を発表しました。
それによりますと、工業生産は去年の同じ月と比べて3.5%のプラスと、伸び率は前の月より0.4ポイント拡大しました。
原材料価格の高止まりや世界的な半導体不足の影響が続いた一方で、国家統計局は電力不足に対応するため、石炭が増産されて電力供給が改善されたなどとしています。
一方、投資のうち不動産開発投資がことし1月から先月までの累計で去年の同じ時期と比べて7.2%のプラスと、1.6ポイント縮小しています。
中国の不動産市場をめぐっては、15日発表された新築住宅の販売価格の統計でも国内の主な70都市のうち52の都市で前の月と比べて価格が下落し、不動産大手「恒大グループ」の経営問題など、不動産業界の動揺が続く中で開発と販売がともに厳しい状況が続いています。
中国経済は、不動産投資の減少や原材料価格の高騰などを背景に減速傾向が続いていて、国家統計局は「原材料価格の上昇で企業のコストが上がるなど、実体経済の困難が増していることに注視が必要だ」としています。
からの記事と詳細 ( 中国 10月の主要経済統計 工業生産伸び率やや拡大 電力改善か - NHK NEWS WEB )
https://ift.tt/3qCWWxD
No comments:
Post a Comment