米モルガン・スタンレーのエコノミストは、米国の景気減速が7-9月(第3四半期)に現れるとの見方を示した。刺激策の反動や根強いサプライチェーン問題が主な理由だ。
エレン・ゼントナー氏ら同行エコノミストは2日のリポートで、第3四半期の米国内総生産(GDP)見通しを前期比年率2.9%増と、従来の6.5%増から大幅に下方修正した。
同リポートは「刺激策や経済再開に後押しされた活動が冷え込み、米経済成長は上期の急速なペースから減速しつつある」と記した。
自動車など耐久財への支出減が成長を抑えているほか、在庫は低水準で推移している。インフレ加速や新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が消費者心理を悪化させ、8月は広範囲で経済活動の落ち込みが見られた。
それでも経済成長は継続し、雇用の拡大にも影響は及ばないだろうと同行エコノミストは指摘。第4四半期のGDP予想は6.7%増で据え置いた。
原題: Morgan Stanley Sees Concentrated U.S. Slowdown in Third Quarter
(抜粋)
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