28日の東京株式市場で日経平均株価は底堅い展開か。前週末25日の米株式市場で主要な株価指数はまちまちだった。日経平均先物は弱含んでおり、売りが先行しそうだ。一方、経済正常化を見込んだ買いが続き下値は堅いだろう。日経平均は2万9000円台を中心に推移しそうだ。
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比237ドル高の3万4433ドルで取引を終えた。スポーツ用品のナイキが急伸し、指数上昇をけん引した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落した。
日本時間26日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は前日の清算値より50円安い2万8990円で取引を終えた。きょうの東京市場で日経平均は同水準を意識して始まる公算が大きい。
前週の東京市場では、経済正常化への期待などを背景に自動車や電気機器、鉄鋼といった景気敏感株の一角に買いが続いた。日米の金融政策の方向感の違いによる金利差拡大で円安基調になるとの見方も多く、引き続き輸出関連株を中心に追い風が意識されそうだ。
個別では高島屋に注目。25日発表した2021年3~5月期連結決算は最終損益が13億円の赤字(前年同期は205億円の赤字)だった。最近は経済再開を見込んだ買いで株価は上昇基調にあったため、持続するか関心が高い。
28日は東証マザーズにゲーム業界の人材仲介を手掛けるコンフィデンスが上場する。取引終了後にアパレル大手のしまむらが3~5月期決算を発表する。米国ではウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁の討論会参加などが予定される。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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