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Monday, March 1, 2021

米国株、ダウ反発603ドル高 4カ月ぶり上げ幅 経済正常化の期待で - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=張間正義】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅反発した。前週末比603ドル14セント(1.9%)高の3万1535ドル51セントで終えた。上げ幅は2020年11月9日以来、4カ月ぶりの大きさ。新型コロナウイルスのワクチン普及や米政府の追加経済政策の早期成立で経済活動の正常化が進むとの見方から、幅広い銘柄に買いが入った。ダウ平均の上げ幅は700ドルを超える場面もあった。

米食品医薬品局(FDA)は2月27日、日用品・製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した1回接種タイプのワクチンの緊急使用を承認した。早ければ2日にも接種が始まり、ワクチン普及が加速するとの期待が高まった。米下院は27日、1.9兆ドルの追加経済対策を可決した。上院では最低賃金引き上げなど一部を削除して1兆ドル台後半で3月中旬までに可決する見通しだ。

米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した2月の製造業景況感指数は60.8で前月から2.1ポイント上昇した。ほぼ横ばいだった市場予想を上回り、18年2月以来の高水準だった。米製造業の拡大が続いていることも投資家心理の改善につながった。

墜落事故を起こして運航停止していた主力小型機「737MAX」の受注が伝わった航空機のボーイングが6%高となり、ダウ平均を押し上げた。経済活動の正常化期待から、クレジットカードのビザや金融のゴールドマン・サックス、映画・娯楽のウォルト・ディズニー、化学のダウも買われた。

米長期金利は1.43%近辺と前週に付けた1年ぶり高水準(1.61%)から低下した。相対的な割高感から売られていたハイテク株も幅広く買われ、スマートフォンのアップルが5%と上昇が目立った。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比396.484ポイント(3.0%)高の1万3588.829で終えた。インテルやマイクロン・テクノロジーなど半導体株が上昇した。電気自動車のテスラも上げた。

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