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14日の米株式相場は下落。S&P500種株価指数は3日ぶりに反落した。米国債利回りは上昇。バイデン次期大統領が最大2兆ドル規模の経済対策を計画しているとの観測が背景にある。
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S&P500種は日中の大半をプラス圏で推移していたが、取引終盤に失速。テクノロジーや通信サービス、一般消費財の下げが目立った。一方、原油高を追い風にエネルギー株は堅調だった。
バイデン氏は先週、「 包括的な対策全体」で「数兆ドル」規模が必要になると発言。民主党議員の多くは最大2兆ドルを想定している。同氏は新型コロナウイルス対策として追加経済政策を14日に明らかにする。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレに関する厄介な兆候が出てこない限り、 利上げはしないと述べた。
S&P500種は前日比0.4%安の3795.54。ダウ工業株30種平均は68.95ドル(0.2%)安の30991.52ドル。ナスダック総合指数は0.1%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.13%。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は、「株式相場が最高値付近で推移する中、一部投資家は過度な熱狂の兆候を懸念しているようだ」と指摘。その上で「新型コロナワクチン接種の進展や低金利継続、さらなる財政刺激策の可能性に支えられ、2021年は経済と企業業績の急速な伸びが見込まれる。これは一段の株高につながる」と述べた。
外国為替市場ではドルが下落。パウエルFRB議長が米金融当局による早期の利上げはないと示唆したことが材料。広範なドル安に伴い、ポンドは一時2018年5月以来の高値を付けた。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。ユーロは対ドルで0.1%未満安い1ユーロ=1.2155ドル。ドルは対円で0.1%安の1ドル=103円80銭。ポンドは対ドルで0.4%高の1ポンド=1.3689ドル。
ニューヨーク原油先物相場は反発し、約10カ月ぶりの高値をつけた。約2兆ドルとみられる米追加経済対策が講じられれば、燃料消費が増える可能性があるとの見通しが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、66セント(1.3%)高の1バレル=53.57ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は36セント高の56.42ドル。
金スポット相場は前日比でほぼ変わらず。バイデン次期米大統領が発表する経済対策の詳細を待つムードが強かった。ニューヨーク時間午後3時7分現在、ほぼ変わらずの1オンス=1845.36ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%安の1851.40ドルで終えた。
原題: Stocks Snap Two-Day Rally: Bond Yields Increase: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Falls as Powell Calms Rate Hike, Taper Fears: Inside G-10(抜粋)
Oil Climbs With U.S. Aid Hopes Brightening Consumption Outlook(抜粋)
Gold Steadies as Traders Await Stimulus Package Details(抜粋)
(相場を更新し、コメントを追加します)
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