27日の東京株式市場で日経平均株価は反落か。前日の米国市場が感謝祭で休場だったことから、このところの株価上昇をけん引してきた海外勢の取引が低調になりそうだ。国内での新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から利益確定の売りも出やすい。ただ、下値では押し目買いも入るため、2万6400円程度が下値のメドになりそうだ。
米株式市場が休場だった影響で前日の欧州の株式市場も取引は低調だった。ロンドン株式市場でFTSE100種総合株価指数が続落。フランクフルト株式市場ではドイツ株式指数(DAX)も小幅に続落した。
通常の冷蔵庫で長期保存ができる点などで期待されている、英製薬大手のアストラゼネカが英オックスフォード大学と開発するコロナワクチンについて、臨床試験(治験)の過程で誤りがあったと英紙フィナンシャル・タイムズなどが報じ、ワクチン期待で買い意欲を高めていた投資家心理を下向かせそうだ。
国内ではコロナの感染状況が深刻化しており、東京都や大阪府に続き愛知県の一部地域でも飲食店への時短営業を要請するなど、経済活動の一部制限を採り入れる自治体が拡大している。厚生労働省が26日に発表した重症者数は400人を超え、4日連続で過去最多を記録していることも重荷となりそうだ。
日経平均は今週に入って1000円超上げた。25日移動平均線から7.6%上方に乖離(かいり)していて、RSI(相対力指数)も83と過熱感を示す目安とされる70を上回っている。こうした指標を手掛かりに利益確定売りの好機を探る投資家も多そうだ。
一方で東証1部の騰落レシオ(25日)は106.49と、買われすぎのサインとされる120には届いておらず、過熱感一色というわけでもない。日本株にはまだ買う余地があるとみる向きもあり、下落局面では押し目買いも入るだろう。
27日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は反落した。12月物は前日の清算値と比べ130円安い2万6450円で終えた。
三井不動産(8801)がTOB(株式公開買い付け)をかける方針を固めたと報じられた東京ドーム(9681)に注目が集まりそうだ。早ければ年内にもTOBを始め、子会社化を目指すという。買収総額は1000億円を超える見通しだ。
今日は個人が手作りの作品を売買できるオンラインサービスを展開するクリーマ(4017*J)が東証マザーズに上場する。取引終了後にはJPX日経インデックス400の定期見直しを予定する。
米国市場は感謝祭翌日で短縮取引となる。例年、米小売業が大規模セールを実施するブラックフライデーにあたり、消費動向に注目が集まる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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November 27, 2020 at 04:46AM
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コロナ感染拡大が重荷に(先読み株式相場) - 日本経済新聞
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