全国の銀行が参加するスマートフォンの決済サービス「Ｂａｎｋ Ｐａｙ（バンクペイ）」を運営する日本電子決済推進機構は１４日、新規の口座登録を休止したと発表した。ＮＴＴドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を悪用した銀行預金の不正引き出し問題を受け、安全対策を強化する。
バンクペイはメールアドレスとパスワードのみで利用登録ができ、ドコモ口座と似た仕組みとなっている。一部の金融機関で、口座と連携する際の本人確認も不十分だった可能性があるという。こうした金融機関と連携している利用者は、決済サービスの利用も停止する。スマホのショートメッセージサービス（ＳＭＳ）での認証を導入するなど、早急に安全性を高める。
バンクペイは銀行口座と連携し、スマホ画面のＱＲコードで支払いをすると、代金が即時で引き落とされる決済サービスだ。全国１１４の銀行や信用組合の口座が連携しており、約１万１０００人が利用している。１４日時点で不正な利用は確認されていない。
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