中国の王岐山(おう・きざん)国家副主席は25日午後、北海道主催の歓迎昼食会に出席し、鈴木直道知事らと面談した。王氏は22日の「即位礼正殿の儀」に参列するために来日し、24日から道内を視察。中国首脳では李克強首相も昨年、北海道を訪れており、今回の王氏の動静が注目されていた。道によると、王氏は洞爺湖周辺を巡って紅葉を楽しんだという。
昼食会は非公開で行われた。9月に北海道大の40代の男性教授が中国当局に拘束されたことについて、終了後、報道陣に説明した道幹部は「報道されている事案を道として確認していない。話題に出たかも含めコメントを控える」とした。
視察の目的については「本人の希望で来道したとうかがっている」と説明。王氏は「交流を強化していきたい」と話したという。
中国首脳の相次ぐ北海道入りについて、鈴木知事は23日の定例記者会見で「中国政府に北海道を重要視していただいている。道産食品の輸出額が最大の国。年間の観光客数も70万人を超えている。昨年、道米の出荷が開始されるなど結び付きは強まっている」との認識を示していた。
2019-10-25 06:54:00Z
https://www.sankei.com/world/news/191025/wor1910250019-n1.html
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