【ソウル=恩地洋介】米韓両軍は5日、朝鮮半島有事を想定した軍事演習を開始した。鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が国会で明らかにした。聯合ニュースによると、実際には兵力を動員しない「指揮所演習」を中心に20日まで実施する見通しだ。7月下旬から短距離弾道ミサイルなどを相次いで発射している北朝鮮が反発を強める可能性がある。
米韓両政府は北朝鮮が対話に転じた2018年以降、大規模な合同軍事演習を取りやめた。今回の演習は例年夏に実施してきた「乙支フリーダムガーディアン」の規模を縮小しての代替となる。
北朝鮮は7月25日に短距離弾道ミサイルを発射し、翌26日にメディアを通じて演習の中断を要求した。7月31日と8月2日にも新型ロケット砲と称する飛翔(ひしょう)体を発射した。米韓両政府はいずれも短距離弾道ミサイルだとの見方を示している。
2019-08-05 04:10:31Z
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48208090V00C19A8EAF000/
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