香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、香港島や九竜地区で11日、抗議活動が行われた。警察は安全上の問題があるとしてデモ行進を許可しなかったが、九竜地区では市民らが「香港人頑張れ」と叫びながら、車道を占拠し行進した。
6月に抗議活動が本格化して2カ月がたち、香港政府は過激デモへの取り締まりを強化。若者らは最近、警察を消耗させるため、短時間で場所を変えながら道路封鎖などの抗議活動を繰り返している。行動が予測不能なことから、観光客への影響も懸念されている。
香港島の集会には数千人が参加、改正案の完全撤回や警察の強制排除に関する独立調査委員会の設置などを求めた。
デモ行進が呼び掛けられた地域では、不測の事態を恐れて多くの商店が閉店。地元警察署前には防護壁が設置された。(共同)
2019-08-11 09:06:00Z
https://www.sankei.com/world/news/190811/wor1908110013-n1.html
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