冊子の名前は「Ｎａａｃｈａｎ’ｓ ｒｅｃｉｐｅ（なぁちゃんず レシピ）」。同支店の利用者で食育アドバイザー上級の資格を持つ木下菜月さんのオリジナルレシピを基に制作した。
同支店は、隣接する産直施設「おんさい朝市芥見」の農産物を使ったレシピコンテストを開催。見た目や味といった完成度の高さが評価され、木下さんがグランプリに輝いた。木下さんのレシピを「支店だより」に掲載したところ組合員から好評だったため、冊子を作ることにした。
Ａ５判１２ページ。ＪＡ管内の２０品目の農畜産物を使い、季節ごとに各２品を紹介する。このほど開かれた「おんさい朝市芥見」の収穫祭で、訪れた消費者３００人に支店職員と木下さんが冊子を手渡した。
２児の母である木下さんは「ＪＡ管内にはおいしい食材が多くある。冊子を見て、地元食材を使って料理してほしい」と話した。冊子のデザインを担当した同支店の高木理紗さんは「思わず作りたくなる料理。冊子が、農家と消費者をつなぐ懸け橋になってほしい」と期待する。（ぎふ）
春 里芋の揚げまんじゅう～鶏そぼろあんかけ～
■材料（４～５個）
サトイモ150グラム、エダマメ（冷凍かゆで）適量、はんぺん2分の1枚、鶏そぼろあん（鶏むねミンチ50グラム、酒少々、水200ミリリットル、しょうゆ・みりん各大2、砂糖小2、水溶き片栗粉・大根おろし・ショウガ各適量）
■作り方- サトイモの皮をむき、耐熱容器に入れて600ワットの電子レンジで5分程度加熱する
- ボウルに移し、マッシャーやフォークなどでつぶす
- はんぺんを手でちぎって加え、滑らかにまとまるまで手でこねる
- エダマメを入れサッと混ぜて丸める
- 170度の油できつね色になるまで揚げる
- 鍋に鶏ミンチと酒を入れ、ぽろぽろになるまで炒めたら、水を入れ煮立ててあくを取る
- しょうゆ、みりん、砂糖を加え煮立て、水溶き片栗粉でとろみをつける
- 大根おろしを入れ一煮立ちさせあんを作る
- ⑤に⑧をかけ、千切りのショウガを添える
夏 トマツナズッキーニの素麺パスタ
■材料（２人分）
トマト大1個、ズッキーニ2分の1本、ツナ1缶、オリーブ油（炒め、仕上げ）各大1、ニンニク1片、タカノツメ1本、塩コショウ少々、塩小2分の1、砂糖（好み）少々、そうめん（乾麺）160グラム
■作り方- トマトは湯むきをして大きめの角切りに、ズッキーニは5ミリ程度の角切りにする
- フライパンにオリーブ油を入れニンニク、細かく輪切りにしたタカノツメを炒める。しんなりしてきたら①のトマトを加えてサッと加熱する
- 粗熱が取れたらボウルに移し、ツナ缶と塩を混ぜ合わせる
- そうめんをゆでて、氷水で冷やす
- ③のボウルに④を入れ、仕上げのオリーブ油と混ぜ合わせる
秋 生ハムと柿のチーズｉｎサラダ
■材料（１～２人分）
柿4分の1個～（好みで）、サラダホウレンソウ100グラム程度、プロセスチーズ1個、生ハム4枚、A（オリーブ油大2、酢かレモン汁少々、塩少々）
■作り方- サラダホウレンソウを洗い、大きい葉は半分にちぎる。水気をよく拭き取り、葉の部分だけ使う
- 柿はいちょう切り、生ハムは食べやすい大きさに切る。プロセスチーズは小さめの角切りにする
- Aを混ぜ合わせてドレッシングを作る
- ①と②をざっと混ぜ合わせ③をかけるそうめんをゆでて、氷水で冷やす
冬 サツマイモと白菜のクリームグラタン
■材料（２人分）
ハクサイ160グラム（葉2～3枚）、サツマイモ100グラム、鶏もも肉150グラム、シメジ4分の1株、牛乳200ミリリットル、小麦粉大2、顆粒コンソメ小1、オリーブ油大1、バター10グラム、シュレッドチーズ・マヨネーズ・ドライパセリ各適量
■作り方- サツマイモは1センチの角切りにする。耐熱容器に入れてラップをかけ、600ワットの電子レンジで2分加熱する
- 一口大に切った鶏もも肉を、塩こしょうを振って炒め、3～4センチほどのざく切りにしたハクサイを入れる。ハクサイの芯が透き通ってきたらサツマイモを入れて3分ほど炒める
- バターを入れ全体に行き渡るように混ぜる
- 小麦粉を満遍なくふりかけ、かき混ぜながら牛乳を数回に分けて注ぐ
- コンソメ、石突きを切り落とし小房に分けたシメジを入れ、かき混ぜながらふつふつとするまで煮詰める
- グラタン皿に移しシュレッドチーズ、マヨネーズを載せ、250度のオーブンで焦げ目がつくまで焼く
- ドライパセリを振りかける
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