
広島テレビ放送
10年以上、呉市の飲食組合の組合長を務める井口秀一さんは、コロナ禍などにより閉店する店も目立ち、地元経済は限界にきていると危機感を募らせている。 ■呉飲食組合・井口秀一組合長 「コロナ、その前に水害追い打ちで日鉄の撤退。年が明けたらバタバタッと閉めるお店が出るかな~と組合の人間からしたら思ってる。」 広島5区は呉市や竹原市のほか江田島市など多くの島しょ部を抱え有権者はおよそ24万2千人だ。少子高齢化による過疎化が進むなかコロナ禍が大きな影を落としており有権者からは地域活性化を求める声が多く上がっている。 ■野村功次郎候補(立憲・新) 「この呉に危機管理防災の拠点を作りたい。なぜなら津波やたくさんのリスクから一番防げるのが瀬戸内海。防災の最後の砦となる基地をつくるのがこの瀬戸内海・呉だと私は思っている」 立憲民主党の新人野村功次郎候補は元消防士という経歴を前面に出し危機管理や防災のための人材育成の拠点を整備するべきと訴える。 候補地として挙げるのは先月末に高炉が休止した日本製鉄・呉製鉄所の跡地。呉製鉄所は東京ドーム、30個分の敷地を持ち協力会社を含め3000人余りが働いている。2年後の閉鎖が決まり地域経済に与える影響は計り知れないという。 野村候補は防災拠点の整備が、失われる雇用の創出にもつながると主張する。 ■寺田稔候補(自民・前) 「呉市については日鉄日新の高炉休止、撤退問題江田島についても人口減に加え基盤整備の遅れが指摘され竹原、豊田郡もしかり。日鉄跡地、これをピンチをチャンスに変えていく大きなチャンスです」 自民党・前職の寺田稔候補は日鉄の跡地を大規模災害などに対応する「病院船」の係留地とすることや医療やAIなど成長産業の拠点とすると訴える。また、コロナによって疲弊した経済の立て直し、今後の感染拡大に備えた対策の強化をアピールする。 5期の経験を持つ前職に政治経験のない新人が挑む広島5区。投開票日まで1週間を切るなか有権者への訴えが続く。
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