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Sunday, May 9, 2021

コロナ後「K字経済」の実態、世界各国間でも国内企業間でも危険なほどの差が開く! - ダイヤモンド・オンライン

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『週刊ダイヤモンド』5月15日号の第一特集は「戦慄のK字決算」です。新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄された2020年。多くの企業は大打撃を受け、戦慄の決算発表が迫っています。今回の決算を象徴する言葉は「K字」。コロナ禍からの回復は一律ではなく、回復できる企業と落ち込む企業へと二極化するK字を描くというのです。明暗を分けるポイントは何か。戦慄のK字決算をダイヤモンド編集部の総力取材で先取りします。(ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之)

21年の経済成長率は軒並み上方修正
ワクチン接種が進む中、日本は一人負け

コロナ後「K字経済」の実態、世界各国間でも国内企業間でも危険なほどの差が開く!
Photo:PIXTA

 世界では新型コロナウイルスとの戦いの「出口」が見え始めたようだ。

 4月6日、国際通貨基金(IMF)が公表した最新の「世界経済見通し(WEO)」。2021年の世界経済(実質GDP<国内総生産>)の成長率はプラス6.0%になるという見通しで、1月時点の予測から0.5ポイント上方修正した。

 コロナショックに見舞われた20年の世界経済成長率はマイナス3.3%と、第2次世界大戦以降で最悪を記録した。そこから一転、21年は1980年以降で過去最高の成長率となる予測で、「不透明感の高い中でも公衆衛生と経済の危機の出口が見えてきた」とIMF経済顧問兼調査局長のギータ・ゴピナート氏は総括した。

 IMFのレポートによれば、年始の予想を上回る経済回復の背景にあるのは、ワクチン接種の普及や米国などの巨額財政支援、そして新しい働き方への適応だ。その一方で、ゴピナート氏はこう警鐘を鳴らした。

 経済の回復について、各国間および各国内で危険なほどの差が開きつつある――。

 ゴピナート氏の指摘通り、今回経済成長率を大きく上方修正した国に共通するのは、コロナのワクチン接種が進んでいることだ。

 例えば成長率を1.3ポイント上方修正して6.4%の見通しとなった米国では、ワクチン接種回数が2億回を超え、必要な回数のワクチン接種を完了した人の割合が3割弱に達している(4月25日時点)。

 他にも、人口の2割弱の接種が完了している英国の成長率は0.8ポイント上方修正して5.3%と、ワクチン接種の進捗状況が、コロナ禍からの経済回復のバロメーターの一つになっている。

 こうした世界の状況と比べると、日本は他国に差をつけられている側の“負け組”だ。

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