
画像提供, Reuters
北朝鮮は25日午前7時6分ごろ、弾道ミサイル2発を日本海側に向けて発射した。日米両政府が発表した。北朝鮮のミサイル発射は、アメリカの政権交代後は初めて。
日本政府によると、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられる。
日本の菅義偉首相は同日朝、首相官邸で記者団に「先ほど北朝鮮が弾道ミサイルを2発発射した。昨年の3月29日以来、約1年ぶりのミサイル発射は、我が国と地域の平和、安全を脅かすものであり、国連決議違反でもある。厳重に抗議をし、強く非難をする」と述べた。
日本の首相官邸によると菅首相は、(1)情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと、(2)航空機、船舶等の安全確認を徹底すること、(3)不測の事態に備え、万全の態勢をとること―――を指示した。
韓国軍合同参謀本部は先に声明で、北朝鮮が2発の「未確認の飛翔(ひしょう)体」を発射したと発表していた。
これについて、ジョー・バイデン米大統領は、挑発とはみなさないと述べていた。
北朝鮮は国連安全保障理事会の決議で、弾道ミサイルの発射実験を禁止されているが、巡航ミサイルの実験は禁止対象ではない。弾道ミサイルは国際社会への脅威とみなされている。
バイデン政権や同盟国は現在、北朝鮮政策の見直しに重点的に取り組んでいる。
アメリカを初め国際社会は北朝鮮に対して、何十年にもわたり制裁措置を続けてきた。加えて、ドナルド・トランプ前米大統領は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と首脳会談を3回重ねた。それでも、北朝鮮が大型で強力な核兵器を開発するのを防ぐことはできなかった。
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