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Friday, November 27, 2020

就活に生かす「投資の視点」 動画で学ぶ経済・金融 - 日本経済新聞

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「時は金なり」。言い古されてきたこの言葉は、これからビジネスパーソンとしてのキャリアを探る若者にとっても真理だろう。

限られた時間を「良い会社」を探すために効率よく生かす。仕事・会社の選択は「時間という資源を投じて自分を磨く場を選ぶ」ことでもある。「時間」を「お金」に置き換えれば、就活と投資の共通性が浮かび上がる。

とはいえ、なじみが薄い人にとっては「投資の視点」の習得はハードルが高いと感じるかもしれない。今回の「教えて高井さん」は総集編として、楽しみながら経済や金融の基礎を学ぶ「はじめの一歩」の踏み出し方を、シリーズの動画を活用して紹介する。

まずお薦めは株式会社と株式市場という市場経済の「ど真ん中」のメカニズムについてイメージをつかむこと。株式入門用の以下の動画が入り口になるだろう。

次に「投資の目」で企業を見るためのツールとして企業会計の基礎を押さえたい。決算や会計の基礎はビジネスパーソンの必須の知識でもある。

株式市場と決算・会計の接点として、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)という代表的な投資指標まで理解が進めば、「投資の目」を身につける第1段階はクリアできる。面白さが分かってきたら、電子版のコラム「記者の目」の中から興味のある企業の分析記事を読んでみてほしい。

■動画リンク
「PERと成長株の関係」
「PBRで見る割安株投資」

経済を理解するうえでは、企業を見るミクロの目と一緒に、経済全体を見渡すマクロの視点も欠かせない。とっつきやすい入り口は、金利の重要性を解説したこの動画だ。

■動画リンク
「長期金利を見るべきワケ」

国内総生産(GDP)やデフレ・インフレなど物価の動き、景気変動の仕組みを解説したシリーズに金融政策を読み解いた3つの動画を組み合わせれば、マクロ経済について学ぶ最低限の土台ができる。

最後に就活生の方々に是非、視聴してみてほしいのが、レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏の対談ライブだ。「ひふみ投信」で知られる藤野氏は株式運用の第一人者。対談では、「プロとは何か」「最良の投資先が『自分』なのはなぜか」といった職業観、人生観まで踏み込んで語ってもらった。就活だけでなく、その先のキャリアを見据えた貴重なヒントが得られるだろう。

ひふみ投信 藤野さんと語る資産形成のニューノーマル(YouTubeリンク)

https://youtu.be/WeyxY4uJqI0

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