【NQNロンドン=椎名遥香】3日午前の欧州株式相場は上昇している。英国のFTSE100種総合株価指数は英国時間11時半の時点で、前日の終値に比べ1.3%高の6301.15。ドイツ株式指数（DAX）は2.5%、フランスのCAC40は2.1%、イタリアのFTSE・MIBは2.3%、スペインのIBEX35は1.8%、それぞれ上昇している。IHSマークイットなどが3日発表した5月の中国の非製造業の景況感指数が2010年10月以来の高水準となり、中国経済の先行き不透明感が後退した。3日発表のユーロ圏の企業景況感指数の確定値が速報値から上方修正されたのも投資家心理の改善につながった。
ロンドン外国為替市場では前日に続きドルが主要通貨に対して売られている。対ユーロ相場は、英国時間11時半の時点では、前日の16時時点に比べ0.0040ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1210～20ドル。対ポンド相場は同0.0060ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.2590～1.2600ドル。株高を受けて投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、「低リスク通貨」とされるドルを売ってユーロやポンドを買う動きが優勢となっている。
ロンドン原油市場（ICEフューチャーズ）で北海ブレント先物相場は小幅に下落している。期近の8月物は前日比1%近く安い1バレル39ドル台前半。ロンドン金属取引所（LME）で銅先物相場は小動きとなっており、指標となる3カ月先物は前日とほぼ同水準の1トン5524ドル近辺で推移している。
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June 03, 2020 at 06:31PM
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欧州市場の主要指標11時半 株は上昇 経済回復を期待 - 日本経済新聞
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