2020年04月15日07時10分
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は14日、新型コロナウイルスの感染拡大で世界が今年、歴史的な不況に陥るものの、2021年には大きく持ち直し「V字回復」を遂げるとの見通しを示した。だが、先行きは「極度に不透明」で、このシナリオが実現しないリスクも高い。危機が長期化すれば、各国の財政負担はさらに重くなる。
IMFは、感染拡大防止策を受け景気が急減速している現状について「長期の人的・経済的な健全性への重要な投資(の機会)と受け止めるべきだ」と強調。短期の景気悪化は避けられないため、旅行やホテル、娯楽といった打撃が顕著な産業への重点支援を促した。
世界成長率の見通しは、今年後半に感染が終息し、経済が正常化することを基本シナリオにしている。今年マイナス3.0%へと大きく落ち込む反動で、21年は5.8%に跳ね上がる見込みだ。今年1月時点の予測(3.4%)も超える。
ただ、IMFは「新型コロナウイルスのワクチンが普及するまで安全な国はない」と警告。いったん終息した感染が21年に再発した場合、同年の成長率はマイナス2%超に落ち込み、感染拡大前の成長軌道には当面、戻らないと予想する。
各国は感染拡大を受けて総額8兆ドル(約860兆円)近い経済対策を講じている。だが、人々の「巣ごもり」の長期化による消費の変化、失業増加、企業活動の低迷は景気のさらなる下押し要因となり、政府財政が悪化の一途をたどる恐れがある。 ![]()
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April 15, 2020 at 05:15AM
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世界経済の「V字回復」厳しく 危機長期化で財政疲弊も - 時事通信ニュース
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